インプラント 費用のこんな運用
とはいえ、彼の能力や資質を質すことではありません。
あくまで、・解雇における人選がなぜ行えないのか・人選の基準となる業績評価の分布はどうなっているのか・また、評価はどのように行われているのかといった内容について問うたわけです。
最初、人事部長はあれこれ理由をつけて内実を明かそうとしませんでした。
しかし、人事の専門家である私たちを「難解な専門用語」で煙に巻くわけにはいきません。
ヒアリングの結果、さまざまなことがわかりました。
中でも「これではダメだ」と思った筆頭は、業績評価の判断基準がきわめて曖昧で、かつ高評価ばかりだったことです。
現地スタッフの評価欄には、「excellent、veryg00d、g00d、ratherg00dとしか書かれていないんですから。
このアメリカ人人事部長は、能力以上の高給で部長のポストが与えられた見返りに、アメリカ人現地スタッフの評価を甘くすることで、彼らの歓心を買っていたのでしょう。
これでは「現地スタッフにはすこぶるウケがいい」はずです。
逆に、L社にとってはとんでもない人でした。
人事情報を社長に公開したくない理由も、現地スタッフの給与総額がどんどん増加していった理由も、現地スタッフの支持をとりつけるためのヱ局評価大安売り戦術にあったからです。
彼が自ら告白したわけではありませんが、そうとしか思えません。
彼の進退はあとまわしにし、私たちはL社人事スタッフの協力を得て、残っていた現場のマネージャークラスによる評価記録などをベースに、社員の業績評価をできるだけ数値化していきました。
そして、劣位の有意差が明らかに認められる社員を最終的に10人選び、解雇対象者として社長に報告した次第です。
その後、L社には「ACS」が導入されました。
「ACS」は、紹介したように、私たちが開発したオンライン人事管理システムです。
これが稼働すれば、社員個々人の人事情報とともに、業績評価にかかわる必要十分な情報と評価結果が、アクセス権のある人には即座に一覧できます。
社長は当然、全情報に関するアクセス権を持つわけですから、どんな人が人事部長になろうと、情報を隠したりごまかしたりすることはできません。
「ACS」はこうした意味においても、経営者や人事部門の方々の強い味方になってくれるのです。
稼ぎ時に休暇をとる、とんでもない人事マネージャー最後にもう一つ、「人事コンサルタントの上手な活用法」のヒントとなる事例をご紹介したいと思います。
大手小売業M社(アメリカ現地法人)からの依頼は、次のような案件を含む複合的な内容でした。
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